京都を中心に活躍する服部は、大和絵から狩野派、琳派や浮世絵といった日本美術の源流とも言うべき絵画表現や技法、情趣を吸収し、瑞々しい感性を混ぜ合わせて力強く発散する。
服部は「東洋画の真髄は線である」と語り、古典技法を活かした艶やかな鶏図や墨線の冴える人物像を得意とし、画面に表れる彼らはそれぞれが強烈な個性と豊潤な世界を持っている。
本展覧会では服部の作品とともに国芳や国貞といった自由闊達な浮世絵師たちの作品を秋華洞コレクションより紹介する。
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ぎゃらりい秋華洞/Shukado Contemporaryはオンラインでの展覧会を始めました。
この展示は、画廊やどこかの展覧会で開かれるはずだったものの「替わり」のものであったり、こういう時期に若いアーティストに発表の場を用意するためのものであったりもします。
このWebの展示の中身に触れたいただくことで、ほんの少し画家たちの魂と触れ合ってもらえるのもいいでしょう。
また、お買い求めいただいて文字通り暮らしのパートナーにしていただくと、もっといいかもしれません。
家にいることを余儀なくされているあなたの日常にも花を添える、あなただけの一品を見つけていただければ嬉しく思います。(秋華洞ディレクター 田中千秋)