忠田 愛

PROFILE
忠田愛は1981年大阪府生まれ。2000年に同志社大学文学部文化学科美学芸術学専攻を中退後、2007年に京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻修士課程を修了。修了制作展で混沌賞および大学院長賞を受賞し、同年、第11回公募新生展で新生賞を受賞しました。その後も2010年「京都日本画新展」優秀賞、2012年平和堂財団新進芸術家奨励賞を受賞するなど、数々の受賞歴を重ねています。

忠田の作品は、画面の奥底に潜む姿を掘り起こすような表現が特徴で、観る者に深い感動を与えます。特に人物画では、命が持つ神秘的な側面や、永続的な生命の本質を繊細に描き出すとともに、日常の中の一瞬に宿る儚さと輝きを切り取ります。その作品には時間や空間を超越した普遍的なテーマが込められており、観る者の内面に響く力強さがあります。この独特な視点と表現力は高く評価され、彼女の作品は見る者に深い余韻を残します。

忠田愛は、独創的な視点と確かな技術で、現代絵画に新たな価値を創出し続けているアーティストの一人です。

【経歴】
1981年 大阪に生まれる
2000年 同志社大学文学部美学及び芸術学専攻中退
2005年 京都造形芸術大学日本画コース卒業
2006年 大学に作品買い上げとなる、イタリア短期留学
個展「ギャラリー風」(大阪)
2007年 京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻修了
2008年 個展「ギャラリー歩歩琳堂」(神戸)(以降’09,’10,’11,’13,’14,’17,’19開催) 個展「gallery neutron」(京都)
2010年 個展「gallery neutron」(東京) 個展「新生堂」(東京)
2012年 グループ展「山本冬彦が選ぶ珠玉の女性アーティスト展」(三越銀座店)
2014年 個展「ギャラリー枝香庵」(東京)
2015年 グループ展「高島屋 美の予感」 個展「高島屋大阪店」(’18)
2017年 ギャラリー歩歩琳堂より画集出版、画集出版記念展(神戸)
2020年 個展「蔵丘洞画廊」(京都)
2021年 個展「ギャラリー島田」(神戸)
2022年 個展「ippoplus」(大阪) 四人展「原崇浩・三輪瑛士・吉田友幸・忠田愛」(蔵丘洞画廊、京都)
2024年 個展「エフロクブンノイチ展示室」(札幌)
2025年 三人展 香月泰男、遠藤仁美、忠田愛「命をなでる」ぎゃらりい秋華洞(東京)

【受賞】
2005年 「卒業制作展」奨励賞
2007年 「修了制作展」大学院長賞・混沌賞
「第11回公募新生展」新生賞
2010年 「京都日本画新展」優秀賞
2012年 平和堂財団新進芸術家奨励賞

【所蔵】
京都造形芸術大学
京都大学
ベネトン財団
大津市北消防署